運転にはご注意

2019年12月4日

運転にはご注意

若者の車離れが言われたりもしますが、やはり移動手段に車はかかせませんね。

昨今、高齢者ドライバーの事故が後を絶ちません。
アクセルとブレーキの踏み間違いが最も多いとのことです。

運転操作は咄嗟の瞬発力、判断力が必要ですから、
もはや認知症検査だけでは防ぎきれないものです。
とは言え、高齢者から免許を返納させれば済む問題でもなさそうです。

都心は比較的交通手段が確保しやすいですが、地方はそうではありません。
車がないと生活できなくなります。行政レベルの対応が必要ですから、
返納した人にも特権があるような策をもっと打ち出して欲しいものです。
個人のモラルに任せるだけの対応では、悲惨な事故はなくならないでしょう。

さて、眼科では眼薬を使用して、瞳孔を開いて眼底検査を行うことがあります。
このような眼薬を散瞳薬と言いますが、これらを点眼すると4~5時間、瞳孔が開き、
ボヤーとして物が見えずらくなり、また天気の良い日などはかなり眩しく感じられます。
もちろん、瞳孔が元に戻るまで運転はできなくなります。

以前も瞳孔を開いたことがあるから大丈夫…とか、いつも通る道だから平気…など、
事故が起きたら理由にはなりませんし、また、事故が起きない保障はありません
。自己責任と言っても、所詮、他人を傷つけたり殺めたりしたら責任などとれないのです。

「飲んだら乗るな」と同様、瞳孔を開いたら運転はしないでくださいね。

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